2007年11月28日

再び、広告きらいと、バラエティ番組

ギロン堂このブログ11/4、故・池田晶子「広告きらい」のコメントを紹介しましたが、違った切り口から“広告主”についてのコメントを取り上げてみました。


週刊朝日の連載に、「田原総一朗・ギロン堂」というのがあります。

(実は私、今日しげしげと確認するまで“ギロン堂”を“ギロチン堂”とばかり思ってきました。)


ここで田原は、メディアは広告主である企業から多大な広告料を得ているので、企業にとってマイナスになる企画はタブーになっている。

政治家や官僚は広告主でないために容赦なくたたく、しかし(得ている広告料が)多額の広告主を批判する度胸はない、こと述べています。


考えてみれば、金を払う人はお客さんであって、そのお客さんの不利益を公にできないのは当たり前のことですよね。


著作物で言えば、公正な記事を載せるために広告を排する「暮しの手帖」や、04年4月号で休刊となってしまった、パソコン批評等でなければ自由な物言いはできないということでしょう。


「オレたちひょうきん族」プロデューサー・横沢彪も週刊文春11/29で、「一発芸人使い回しでお笑い番組が金太郎飴に」中、(視聴者は)“正解は九十秒後”といってCMを入れるやり口にも嫌気が差している、と控え目に引っ張りに引っ張るこのあざとい“広告”の批判をしていますが、もちろんこの手のCMの挟み方はバラエティに限ったことではありません。


このように品性に欠けているのは、放映を続けているテレビ局側だけでなく、それに諾々として金を出している企業も同類だということに気付かねばなりません。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 09:01│Comments(0)エンタメ
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ポイント・コレクター【】at 2007年11月29日 04:11
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