2010年03月15日
素魚・白魚
室見川の素魚(シロウオ)について、「おどり」より「吸い物」にこそ季節の香りがあるという話しです。
西日本新聞2010.3.15
薄田泣菫の随筆「白魚」に書かれている“白魚”が、「シラウオ」なのか「シロウオ」なのか判断がつきかねるとありますが、“白魚”とあるからには「シラウオ」に決まっているでしょう。
だって、シロウオは「素魚」と書くんですから、今のように日本語は乱れてはいず、とくに詩人・随筆家の薄田泣菫であればなおさら、きちんと認識しているはずです。
この記事“風車”の書き手・竹若丸とやらはそんなことも知らないのでしょうか。
素魚は、博多ばかりでなく各地で漁があるそうですが、これは、三重県での素魚漁だそうです。
記事中、「・・・シロウオなら水で生かして運ぶこともできるし、・・・」とありますが、シロウオなら運べて、シラウオならなぜ運べないのかの説明がなされてなく、説得力にも乏しい文章です。
Posted by 微笑みの貴公子 at 22:49│Comments(0)
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