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2009年12月08日

笑点・木久扇

林家木久扇


お笑いの長寿番組「笑点」はお好きですか。


落語をはじめとしてお笑いが好きな方にも、現在の“けたたましい”ともいえる芸に対して、昔からの“おとなしい”笑いの代表が「笑点」というところでしょう。


いつもくだらない答だと、脳みその軽さを揶揄され、副業のラーメンの不味さを喧伝されていますが、清水昆に弟子入りしていたこともある絵の腕など、落語の上手さはともかく豊かな芸術性も持ち合わせています。


「笑点」でも、時として秀逸な答を出していて、感心したものに次のような解答がありました。


江戸時代の川柳、“寝てる子を あやして亭主 叱られる”の“叱られる”を活かした句を作る問題で、

“ラーメンを 送っただけで 叱られる”


作詞家になって歌詞の一節を作る問題では、

“あなたが噛んだ 小指が膿(う)んだ”


あなたが噛んだ 小指が痛い”って、伊東ゆかりや「小指の思い出」をご存知の方はどのくらいいらっしゃるんでしょう。


それだけ「笑点」は「水戸黄門」にも似た、大いなるマンネリでお年寄りを落着かせ、安心させる番組ともいえるんでしょう。


小遊三がよく言う、「平家(へいけ)の出だと思っていたら、平屋(ひらや)の出だった」も秀逸な台詞です。


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2009年09月26日

OKです

柳家権太楼ゴルフの「OK」について、柳家権太楼の面白いマクラがあります。


“夫婦は歳をとったら共通の趣味を持つと良い”といわれることに対して、その趣味は寄席についてのみ正しく、そのほかは違った趣味を持つに限ると言います。


寄席を共通の趣味にすれば、帰りの車中での会話が弾みます、いわく「あいつはいつまでたっても巧くならねぇな」と。


ゴルフを共通の趣味とするある夫婦、奥さんのほうが腕が上で、ある日のことパー5のロングホールで、旦那が六つでやっとオンしたところを奥さん、どう間違ったかピンまで8メートルに2オンしてしまった。


奥さんは狂喜乱舞、「父さん見た、2オンよ、こんなの私はじめて、このパットが入ればイーグルよ、これが入れば私死んでもいいの」と言ったら旦那が、「じゃぁOKです」


これ以来この夫婦、互いに口をきかなくなったそうです。


こんなことにならないように、夫婦は違った趣味を持ったほうがよいというわけです。


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2009年08月05日

ありがたくない?落語ブーム

9代目文楽=セコ文楽ただいま落語ブームとか。


平日の昼席は数えるほどしか客が入らなかった寄席にも、若い観客が増え、
各地のホール落語はチケットの売切れが続出しているとか。


喜ばしいことかと思いきや、真の落語通からするとこの現状も嘆かわしいともいえるらしい。


男の三道楽、「飲む・打つ・買う」を知ってますかと寄席に来た女子大生に訊けば、


「飲む」は流石に“酒”と知っているそうです。

「打つ」は、シャブだというそうです。


では、「買う」は?というと、牛(cow)と答えたとか。


吉原に「買い」にうつつを抜かす倅を叱る父・息子の川柳に、


大声で 叱るは真の 親子なり


(叱られながら頭を下げて聞く息子)


意見聞く 倅の胸に 女あり


今の父・息子はここまでのコミュニケーションさえ希薄になっているんじゃないでしょうか。


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2009年04月17日

二代目三平襲名

いっ平・二代目三平


人気の高まっている落語界で、二代目林家三平襲名披露興行が報じられていました。


-西日本新聞2009.4.16-


さすがに兄・正蔵襲名のときのように賛辞一辺倒でなく、少々辛口も感じられる評論ですが、どう贔屓目に見ても他の真打等と較べると格段に見劣りする力量でしょう。


(兄の力量が弟より優れているというより、こぶ平のときが褒めすぎだったに過ぎません)


まあ、こんな状況から初代三平は非正統を目指して、落語家ではなくタレントとしての名声を得たとも言えるわけで、いっ平が“おお化け”しないという保証(というのも変ですが)はありませんが。


らくご界も人気に浮かれてると、本性を見失うかっての漫才ブームの二の舞となる危機をはらんでいるんじゃないでしょうか。


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2009年04月13日

「やすよ・ともこ」の低迷、低迷してない?

営業先のやすよともこ


海原千里・万里の後を襲うほどの勢いを感じていた海原やすよともこですが、近頃の人気度はどうなんでしょう。


気になるのは、人気はともかく、私はどうもも一つおもろくないと感じていましたが、その原因がどこにあるのか分かったような気がしました。


福岡では4/10放映の「明石家TV」にゲスト出演していましたが、その中でやすよが、ともこの言動が、軽い・心がこもってない、と言っていました。


これはもちろん、真正面から非難しているのではなく、“そのように見られてしまう”物言いを、笑いのトークとして話していたんですが、ここに二人の漫才そのものの私の不満を見た気がしました。


つまり、漫才で喋るともこの台詞が“流れる”というか、聴きようによってはやる気のなさとも受け取られかねない、覇気のなさになっているのではないかと思ったんです。


ともこはもう漫才に飽きているんではないかとさえ思ってしまいます。


ところで、コンビ名で妹の“やすよ”が先にくるのは、中田ボタンに弟子入りしたのが先だったからだとか。


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2009年03月30日

久しぶりの笑点

新宿末廣亭のぴろき


昨日(3/29)の笑点、第一部・演芸コーナーの出演は、“ぴろき”でした。


-上は、笑点セットならぬ、新宿末廣亭高座の写真-


度重なる出演に堪えるというほどの実力者とはいいがたいものの、時を置いて見れば、古くは牧伸二をほうふつさせる、妙に納得させられるぼんやりとした笑い。


今回の笑いでは、


「母に、『願い事をかなえてあげるから何でも言ってみな』と言ったところ母が言いました。『お願いだから表であっても他人の振りをして』」、が秀逸でした。


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2009年03月10日

談志復活

立川談志


相変わらず堀井憲一郎の評価が高い、立川談志です。


ホリイのずんずん調査


談志は、2008年は声が出ず、ほとんど落語はできなかったそうですが、ここに来て復活しました。


-西日本新聞2009.3.9夕-


鈴々舎馬風・「会長への道」のまくら、「このところ落語界もこれといった騒動もなく、特に談志がいなくなってからね、・・・」は、談志元気の時にこそ話せるネタで、本当にいなくなっては洒落にもなりません。


それにしても、「会長への道」をやっていた馬風が本当に会長(落語協会)になっているんですから、時の流れは速い。


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2009年02月16日

お笑い界の現状

ムートンパッド大家(おおや)の旦那が、酒・茶菓子を用意し、無理やり店子に下手な義太夫を聴かせる「寝床」という噺があります。


(この噺のオチ(さげ)については、2ちゃんねるにも取上げられていますが。)


この「寝床」の噺を解説した矢野誠一の20年前の著「落語讀本」に、次のくだりがあります。


自分の義太夫が下手だと認識している旦那は、聴衆に対してそれなりの配慮をしてるのであって、決して罪はない。それに比べると、こんにちのテレビに横行している安易な演芸のほうが、ずっと始末に悪いように思われる。


笑いを得ようとする発想の貧しさ、それを発散させる技術のなさ、まことに素人的なのである。


おかしなことに、テレビの芸は「ああ、俺でもできそうだな」といった感じを与えるもののほうが受けるらしくて、そうした素人芸が大手を振ってまかり通るというより、「素人っぽくないと売れない」と考えたほうが当たっているらしい。



これって、今のお笑いもまさにおんなじこと言われてますよね。

進歩ゼロなんですかね。


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2009年02月07日

宗旨替え

林家種平前に、落語はなんといっても訛のない江戸弁が必須、訓練で地方色を消し、江戸弁ならぬ東京弁を演出する、また逆に地方の訛を飛び道具に笑いを取っている噺家に対して否定的な思いを書きました。


ただ、これが歳をとってそのスタイルが定着、市民権ならぬ寄席権を得てしまいますと、おばあさん物が定評の五代目古今亭今輔のように、それはそれで聴けるものになるのかもしれません。


種子島出身のため先代三平から安直に“種平”の高座名をもらったという林家種平が、オンエア中の-Yahoo動画-で得意ネタ「ぼやき酒屋」を演じています。


居酒屋のつまみを、

厚揚げ 「金出せ」かつ上げ

モズク酢 もずくすレーニン主義

漬物 つけもの、名を名乗れ

いか納豆 いかなっとおれとは同期の桜

甘エビのから揚げ まこ、甘えてばかりでごめんね


また、あちち・あちち桃山時代、コップに半分弱(范文雀=はんぶんじゃく)などの駄洒落、平井堅の「瞳を閉じて」に、「閉じるのは瞼(まぶた)、瞳は閉じない」など人生幸朗、トミーズ雅と同様の突込みをいれています。


はては、三平一門でありながら、こぶ平(当時)の所得隠しをネタにして「家族の意思の疎通を欠くとえらいことになる、地下室に隠しておいた祝儀袋なんか税務署に見つかったりなんかする」などというくすぐりも入れています。


少々宗旨替えをして私もこの噺をリピート視聴しています。


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2009年01月29日

楽屋話

新宿末廣亭昨日、高座の噺家は当日の客席を見てマクラやお題を考えると書きましたが、もちろんこれは寄席でのお話で、ホール落語となるとそうはいきません。


設定された時間等により、マクラも演目も、演出パターンも決めているでしょうし、その流れで稽古もこなしていることでしょう。


一方寄席というものは、一応出演者が決まり、プログラムにも印刷されているわけですが、休演・代演は日常茶飯事、お題も決まってはおらず、したがってプログラムに演目が書かれることもありません。


なぜなら決められないんです。


トップバッターはいざ知らず、以降の出番の噺家は(自分の出番15~30分のために)開演からずっと待っているわけじゃなく(楽屋も演者全員はとても入れる広さはありません)、途中で楽屋に入りますから、今日それまでに出たお題については知りません。


そのため、それまでに出たお題を記したネタ帳が楽屋にあって、ダブらないように自分の演目をその場で決めなければなりません。


ネタ帳とともに、客席の様子を見た前座が、障害のあるような人を見つけた場合には、「今日は足の悪い人が来ています」などと出番前の噺家に注意するといいます。


頭に怪我をした人がいたので「頭の悪い人が来ています」と言った前座がいた、それが今の談志だった、というマクラもよく使われます。


談志といえば、司会をしていた「笑点」の収録で大阪に行った際、道頓堀で暴漢に刃物で頭を切られた談志を見た毒蝮三太夫が「おい、貯金箱だな」と言って頭の傷口に硬貨を入れようとし一緒にいた笑点メンバーたちは大ウケしたという話もあるようで、独裁者は時にひどいしっぺ返しをされるものです。


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2009年01月26日

笑点・楽太郎

三遊亭楽太郎来年2月に、6代目三遊亭圓楽を襲名する三遊亭楽太郎、3月以降に予定されている襲名披露が、落語芸術協会の計らいにより、新宿末廣亭・池袋演芸場・浅草演芸ホールで興行できるようになったと、昨年末に報じられていました。


落語の3定席に出演できるのは、落語協会・落語芸術協会の芸人だけなんです。


“有名な”談志(=落語立川流・家元)や、6代目三遊亭圓生・5代目三遊亭圓楽の落語協会脱退により圓楽一門会に属する楽太郎は、この定席に出ることはできません。


そこで、笑点つながりでもって、芸術協会会長である桂歌丸に相談、協会側は役員会の出席理事12人の満場一致で、芸術協会の興行で6代目円楽襲名披露を行うことを快諾したということです。


ただ、落語協会のほうは、一時会長の鈴々舎馬風が楽太郎プロデュースの「博多・天神落語まつり」の際には過去の確執には固執しないと言っていたらしいのですが、肝心の理事会では反対意見ばかりで見送りとなったということです。


したがって、落語協会所属の芸人だけが高座に上がる鈴本演芸場での圓楽襲名披露興行は実現しないことになります。


ところで、楽太郎の秀逸な笑点での答えを一つ。


(問い:コミックの題名をもじったタイトルを)
「うるせい泰葉(ヤスハ)」(うる星やつら(ウルセイヤツラ)・高橋留美子作)


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2008年12月16日

千両ミカン

温州みかん近頃はすっかり季節感のなくなった果物ですが、ミカンは今が盛りの真っ最中です。


極早生温州は早くも9月から10月に掛けて収穫され、現在は10月から12月に掛けて収穫される早生温州、やがて1月以降に収穫される普通温州へと移っていきます。


昔にはこの早生温州・普通温州として、現在よりずっと短期間しか世間に出回らなかったことでしょう。


そんな時代、ある大店の若旦那が原因不明の病で床につきました。


医者の見立てによると、何か胸に思い込んでいるものがあるというので、心を許す番頭が訊きだしてみると、ミカンが食べたいと言います。


早速探しに出ますが、何しろ夏のさなか、どこにもありません。

やっと須田町の果物問屋に腐ってないもの1個を見つけました。


なんと値が千両というのを、倅の命が助かるならと旦那はこの大金を投出します。


若旦那はこのミカン10袋のうち7袋を食べ、あとの3袋は両親とお前でお食べと番頭に渡しました。


番頭、「私がのれんわけで店を出す時にくれる金がせいぜい50両。このミカン3袋で300両・・・ええぃっ」と、ミカン3袋をもってドロン。


という、『千両ミカン』という噺があります。


現在では決して高価ではない、季節感さえ曖昧なミカンの昔の一席というわけです。


芸者さんが座敷に入ると、帳場で線香を立て、その数で花代を数えた時代、お茶屋に勤めた女中が、1本であんなに高いならと、線香一把盗んで逃げたという「たちきり」などのマクラも、このミカンに似た笑い話です。


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2008年10月21日

落語のブック

落語ブックのCMDVDと読本と組み合わせた、落語ブックの発売です。


今もって一番良く売れているという志ん生中心のものではなく、それかといって収録口演が多い円生・枝雀などの人気ライブラリーでもなく、鯉昇・さん喬などに代表される云わば現代実力者を集めたといった体です。


ここに写真の載ってる噺家の中で、過って聴きたいと思っていたのは、さん喬・喬太郎の師弟コンビでしたが、今は断然(一人、写真が2枚載っている)菊之丞です。


真打になる年は、二つ目でありながら中堅を含めてもそこそこの真打よりはるかに上手い人でした。


とくに「棒鱈」などをやらせると、落語特有の田舎言葉、粋を示す江戸っ子の音曲、歌舞伎役者然とした顔立ちとともに人気も出そうです。


(面白い顔というのも確かに噺家の強みとなるところですが、美丈夫の噺家も現代においては、一方の流となるかもしれません)


さて、噺家さんの陰から読取れるかぎりの演目も充実したこのブック、購入したものかどうか迷うところです。


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2008年10月10日

志の輔 アゲイン

三代目三遊亭金馬9/23・落語の解釈で取り上げました志の輔といえば、

清水義範の短編小説「バールのようなもの」からとった同名の新作落語があります。


「・・・のようなもの」と聞くと、噺に明るい方はすぐに三代目金馬得意の演目「居酒屋」を思い浮かべられる方が多いことでしょうが、私は筋立てから「やかん」や「浮世根問(うきよねどい)」を思い起こしました。


(「えー、出来ますものはツユ、ハシラ、鱈昆布(たらこぶ)、あんこうのようなもの、鰤(ぶり)にお芋に酢蛸でございます、へえーい」という、居酒屋・小僧の独特の声・節回しが懐かしく思い出されます。)


どちらも落語常連の登場人物、八五郎が一度へこましてやろうと物の由来を次から次に尋ねるのに、物知りをもってする隠居が様々にこじつけ・辻褄合わせをして言いくるめるという噺です。


志の輔の新作は、

泥棒が入り、扉などをこじ開けた痕を、ニュースなどで「バールのようなもの」を使って侵入し・・・といった表現をする理由(わけ)を問い質す八五郎役が、

鬼のような顔というが鬼ではない、女々(めめ)しい男を女のようなと言って女ではない、

何々のようなというのは、何々ではないことなんだと隠居役に言いくるめられ、うちに帰ってしくじります。


隠している女のことを女房に問い詰められ、つい「あの女は何でもない。妾のようなもの」と言ってしまいます。


もちろん、「・・・のようなもの」は「・・・」ではないと、つまり妾ではないと言いたかったのに、女房の怒りに油を注ぐ大事に至ってしまい、始終を聞いた隠居役に、「それは一番言ってはいけなかった“・・・のようなもの”だ」ととどめを刺される噺です。


小朝ほど江戸前に洗練されてない志の輔が演ってこその、将に当たり役といえる遣り取りだと思います。


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2008年09月23日

落語の解釈って必要?

立川志の輔志の輔の国立劇場“ひとり会”での演目の新「解釈・工夫」につき、納得・賛辞を記した川戸貞吉の論評が載せられていました。

-西日本新聞2008. 9.18(夕刊)-


(拡大した画像の右下にマウスを当て、右のマークをクリックしてご覧下さいね)


でも落語ってここに書かれているように、筋立てに矛盾のない、さらにはその成り立ちを補強する「工夫」、「発見」をすることがより噺を面白くするものでしょうか。


「だくだく(血が噴出す様子)」「ぞろぞろ(髭が次々に生えだす様子)」のような、ある意味不精なお題がついていて成り立っている、ぼんやりしたものが落語・噺であって、時代考証その他理屈っぽいものを排した存在が落語であっていいと思うんです。


寄席で言われる、「どうぞ落語をあまり真剣に聴かないで下さいよ、身体に毒ですよ」、「どうぞ寝ていただいて結構です。客を寝かせるようになりゃ一人前と言われてますから」などというのを100%真に受けるわけではありませんが、このようなぼんやりとしたところこそ落語の真髄ではないでしょうか。


ところがこれがホールともなると、なんだか高尚な“芸”としなければカッコつかないとばかり、殊更笑いの核心から離れたところで区別化しようとする、これが私のホール落語否定の根本です。


博多には残念ながら寄席はありませんから、居眠りも憚らず噺を聴くという“しあわせ”には簡単に浸れない不幸せがあります。


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2008年09月14日

明石家電視台

明石家さんま博多では先週末放映された、「東京地方には放映されていません」のテロップが流れるある意味マイナーTV番組「明石家電視台」でのこと。


ショージ・チーム、寛平チーム対抗のクイズ合戦で寛平チームに出された問題は、下の数学(算数)の答を出すというもの。




これに対して、ショージ・チームは寛平チーム4人(組)のうち、何人(組)が正解を出すかを当てなければなりません。


左脳型の人は習ったことを思い出し、分母と分子をたすき掛けして(14×5/35×2)、70/70つまり“1”の答を出すでしょう。


右脳型の人は14/35を最初から約分して2/5、これを同じ2/5で割るのだから“1”ともっと簡単に答を出すかもしれません。


ショージ・チームは、寛平ははなから除外視(度外視ではない)し、松尾伴内も無理だろうと、クリーム・上田、素人参加者(現役大学生)の2人を正解者と予想しました。


ところが、寛平をのぞく3者は予想通りで、最後に寛平がさぞ珍回答でドッと笑いをとるはずのところが、「答がおうてるんですよ」と開けてみせたパネルは、


 (14÷2、35÷5の部分はパネルに書いてはいませんでしたが)



さんまいわく、「兄さんそのまましたんだ、これは偶々なよな、このやり方ではいかれへんよね?全部は? 偶然だ」と戸惑っていました。


このやり方も正しいのだと後で再確認するまでは、私も半信半疑でしたから、さんまの生放送での戸惑いも、一概に間違いだと決め付けることをためらった右脳ぶりを、納得・再認識した次第でした。


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2008年09月08日

博多・天神落語まつり

立川生志-博多・天神落語まつり-


寄席での噺家はよく、

「どうぞ落語をあまり真剣に聴かないで下さいよ、身体に毒ですよ」


「どうぞ寝ていただいて結構です。客を寝かせるようになりゃ一人前と言われてますから」
などと笑わせます。


もちろん、それ自体をクスグリとして笑いをとるためのマクラですが、まんざらそうばかりではなく、本音も含まれていると思わせるところが寄席の雰囲気といえます。


博多には寄席がありませんので、演芸といえばこのようなホール落語に頼らざるを得ないのは、寄席の雰囲気こそ大好きな私としては大変残念です。


雰囲気が好きといって、寄席で寝るわけではありませんよ。


独演会で寝て追い出された客が、演者の談志と主催者を訴えた
「談志落語訴訟」というのがありました。


これはもちろん寄席での出来事じゃありませんので、判決どおり客の負けは当然のことでしょう。

ホール落語と寄席の違いは心得ねばなりません。


鼾をかいたり、ぐらぐらと躰をゆするなどで噺家より自分に客の注意を惹きつけてはいけませんが、寄席で静かに眠るのは一向に構わないのです。  


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2008年02月20日

大岡越前守と八代目三笑亭 可楽

三笑亭可楽寄席のトリをとった、八代目三笑亭可楽が、大岡越前守が出てくる「三方一両損」を演り終わって、前座が緞帳を下ろそうとすると、一番前にいた客が可楽に何か話しかけています。


可楽は可楽で、しきりに自分の腕時計を見ながら、頭に手をやっています。


前座と並んでみていた無楽が前座に言いました。


「お客様がご馳走したいと言ってるんだ。あの師匠のことだから、楽屋にいる者みんな連れてってくれるだろう」


そのうちに高座の可楽がしきりに手で合図するので、緞帳を下ろして、楽屋に戻ってきた可楽に無楽が尋ねました。


「お客様、なんて言ってたんです」


苦虫を噛み潰したような表情で可楽が言ったそうです。


「大岡越前守が腕時計してちゃいけないとさ」


小朝も、幽霊話を熱演したところ、ある客に「幽霊が汗をかいちゃおかしい」と言われたことがあるそうです。


  


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2008年02月19日

談志バカウケ

立川談志川戸貞吉が絶賛していますね。 西日本新聞2008.2.18夕刊


週刊文春連載「ずんずん調査」のホリイ同様、川戸貞吉も談志が大の贔屓のようです。


図らずも 2/17 に書いたように、談志・たけし・ひばりと、みな“裸の王様”の影が付きまとうんです。


誰も不味いことが言えないんです。


円楽が引退後インタヴューを受けた、週刊朝日だかの記事に、今まで凄いと思った落語家はと問われて小朝を挙げ、「談志も昔は凄いと思っていましたが、歳をとって駄目になりましたね」とコメントしていましたが、どちらかというと私もこの方を取ります。


談志は寄席には出られませんので、ホール落語否定の私はずっと談志を聴くこともありませんが、川戸貞吉と円楽のどちらに与するかを決めるべく、談志を聴きにいくことは今のところなさそうです。  


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2008年01月31日

落語ブームといわれています

福岡五人衆NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」などの追い風もあるんでしょうが、ちょっとした落語ブームのようです。


賑わいを続けている大阪の定席「天満天神繁昌亭」では、福岡ゆかりの5人が「上方落語 福岡県人会」を開くというニュースが掲載されていました。 西日本新聞2008. 1.29夕刊


一時より入はよくなったのでしょうが、東京の定席はまだまだ「ホール落語」の盛況に較べると寂しいものがあり、話題性やホール落語に偏ったブームという感もあります。


それとともに、似非(えせ)落語ファンの匂いも漂う昨今の風潮にやや鼻白む旧来の落語愛好家もいらっしゃるんじゃないでしょうか。


ある非公開の席で志ん生のやった「五人廻し」が絶品だったのに、その後同じ噺を聴いてもついぞ、あの時ほどの出来を耳にすることができなかった須田栄が本人に質した。


志ん生は「冗談言っちゃいけませんや。

『芸』なんてものは一年に一度か二度しかやるもんじゃなくて『芸』と『商売』とはおのずから別っこのもんです。

あの時やった『五人廻し』は『芸』で、普段高座でやってる『五人廻し』は『商売』です。

毎晩々々高座で『芸』をやっていたら、こっちの体が持ちませんよ」



落語の世界で言えば、「取った客みんなに本呼吸(ほんいき)になっちゃ、身がもたんでありんす」てな花魁(おいらん)と同じことでしょうか。


決して、『芸』ではない『商売』の噺しか聴けない代わりに、時には高座の噺家と対話しているような気分になり、売店で買ったイナリをパクつきながら気安く聴ける寄席の雰囲気のほうが私は好きですが。


まだ不慣れで、デザイン上の制約が多い Yahooブログ にほぼ同じコメントを書き込んでみました。  


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