2007年12月01日

フランスから電話で呼ばれた救急車、脳梗塞・オシム監督

通訳がいないと困るでゴンス病状が気がかりなオシム監督ですが、脳梗塞で倒れた際同居していた、監督・夫人・長男3人とも日本語を話せないそうです。


長男のアマルはフランスに住む日本人の友人に助けを求め、その日本人はさらに日本の知人に連絡しその手配でやっと救急車の到着となったそうです。


オシムがジーコにとって代る前、相撲審議委員の内館牧子が週刊朝日連載「暖簾にひじ鉄」に、外国人力士に較べて、他のスポーツ関係者(外国人)が日本語を満足に話せない不思議さを書いていました。


いわく、ジーコ監督なんてずいぶん昔から日本にいるのにすべて通訳を通さないとだめ。

一方、外国人力士はおしなべて日本語が非常に上手い。


「おしなべて」という意味において、サッカーやプロ野球選手とは比較にならない。


相撲界では通訳は一切つけないし、新弟子として入門した日から、日本語だけの生活になる。


ロシア出身の露鵬も日本語がペラペラだが、彼は私に言ったことがある。
「日本語がわからないと相撲が強くなれませんから」


その国で仕事をする以上、その国の言葉を覚え、その国の文化を学ぶのは、当然のことだろう。
それをしないで、臆面もなくずっと通訳をつける神経って、どういう太さなのだろう、と。


相撲の新弟子と、競技指導者とを同じ土俵に置くわけにはいきませんが、厚く処遇されるべき人であれ、言葉をとおして仕事場の国に溶け込むことも必要じゃないのかと考えさせられました。


異国で病に倒れる心細さは同情するにあまりありますが、ふと、「不遜」という言葉まで思い浮かんでしまいました。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 09:01│Comments(2)スポーツ
この記事へのコメント
微笑みの貴公子様

ブログ記述の内容は的を得ていて、
クリックして良かったと思っております。
               福岡桃太郎
Posted by 福岡桃太郎  at 2007年12月01日 10:22
>福岡桃太郎様

語学に携わられる方の賛同を得られて、幸いでした。
Posted by 微笑みの貴公子 at 2007年12月01日 14:37
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