2008年12月23日
日本のマラソンなぜ弱い
正月恒例の“箱根駅伝”を取り上げて、ここのスター選手が、世界に通用しないことの問題提起ともいえる記事です。
-西日本新聞2008.12.22夕刊-
文中、少々気になる部分がありました。
「今や一万mの28分台の選手層は日本が世界一とされる」とある箇所です
このような書き方をすれば、“日本人、大いに素質あり”のごとく錯覚させられます。
ですが、例えばケニアとかエチオピアとか、タイムを計測してないから記録がないだけで、28分はおろか27分台がゴロゴロいるんでしょう。
先日福岡国際マラソンで優勝したツェガエ・ケベデなど、マラソンを始める前にトラック競技をやってないというじゃないですか。
今年から外国人選手が走ることを禁じられた全国高校駅伝・1区でジュリアス・ギタヒは、ロードのこの1万m1を27分48秒で走っているんです。
幅広く記録をとっているだけで、底辺が広いとはよく言えたものです。
育成の方針・方向云々じゃなく、ごく特殊な部門をのぞいて、日本人に黒人以上の身体能力を期待すること自体、目指す方向が違うんじゃないでしょうか。
トップを目指すのではなく、どこまで近づけるかを試すことに割切らなければ。
身体能力以外で日本人が誇れる部分はたくさんあるわけですから、そんなに欲を掻いてはいけません。
-西日本新聞2008.12.22夕刊-
文中、少々気になる部分がありました。
「今や一万mの28分台の選手層は日本が世界一とされる」とある箇所です
このような書き方をすれば、“日本人、大いに素質あり”のごとく錯覚させられます。
ですが、例えばケニアとかエチオピアとか、タイムを計測してないから記録がないだけで、28分はおろか27分台がゴロゴロいるんでしょう。
先日福岡国際マラソンで優勝したツェガエ・ケベデなど、マラソンを始める前にトラック競技をやってないというじゃないですか。
今年から外国人選手が走ることを禁じられた全国高校駅伝・1区でジュリアス・ギタヒは、ロードのこの1万m1を27分48秒で走っているんです。
幅広く記録をとっているだけで、底辺が広いとはよく言えたものです。
育成の方針・方向云々じゃなく、ごく特殊な部門をのぞいて、日本人に黒人以上の身体能力を期待すること自体、目指す方向が違うんじゃないでしょうか。
トップを目指すのではなく、どこまで近づけるかを試すことに割切らなければ。
身体能力以外で日本人が誇れる部分はたくさんあるわけですから、そんなに欲を掻いてはいけません。
Posted by 微笑みの貴公子 at 10:10│Comments(0)
│スポーツ