2010年02月09日
朝青龍 IN ハワイ

温情というよりはおためごかしに、“解雇”には出ない退職金・特別功労金のことなどもちらつかせ、“引退”の形をとらせた朝青龍に対し、ここにきてその支払額にも何らかのペナルティを課そうという動きが出ているとか。
不祥事を起こし続けていた過去には、へっぴり腰のおっかなびっくりで、世間を納得させえない処分しか下せなかった協会・親方衆のこの変わりようはどうでしょう。
これも、横綱審議委員会が幸いにも引退勧告を発してくれ、それを金科玉条として、一気に朝青龍を寄りきれたわけです。
また、朝青龍が早速ハワイに遊びに行ったことで、後ろ足で砂をかける、世話になった協会・谷町贔屓衆などへの“礼”が先だろう、などといった論が飛び交っています。
もともとこういった“礼”のない朝青龍にこれを求めても詮無いことです。
いい意味、気持ちで動く人間が、お世話になった(積もり)だった人々から“引退”を突きつけられたんですから、昨日の今日挨拶に行くなど、貴乃花じゃないんだからできるはずありません。
また、やはり高砂親方の躾はよほどなってなかったんでしょう、部屋付の大山親方でさえ、はっきりと「指導が悪かった」と言っているんですから。
今となっては、(悪い意味の“いまどきの若いもの”である)朝青龍が親方を逆恨みしてそうな気持ちも分かるじゃありませんか。
といって、うわさされている貴乃花を上回る特別功労金には素直に納得できないことは確かですが。




