2010年02月08日
第59回別府大分毎日マラソン

昨日の別大マラソンは、終盤のレース駆け引きとして見みればそれなりに面白いものだったかもしれませんが、有力選手の出ていない日本人は置き去りにされるばかりで、毎度のことながらなんともつまらないレースでした。
日本人では、最も期待されていたのが、初マラソンの三津谷だというんですから、はなから外人Vがみえていたようなものでした。
より多い区間で追い風を受けるようにと変更されたコースも、どうやら昨日に限っていえばあまり効果がなかったようで、なんといってもペースメーカーの気まぐれなラップの上げ下げにスピード自慢、持久力自慢、どちらのタイプも自己のペースを乱され、10分を切れない優勝タイムにもついていけなかったのは、実力のないところに悪条件が重なったとしかいいようがありません。
でも、3位にはいったオーストラリアのハントは、序盤の大きな遅れから終盤急激に追い上げるなど、イーブンペースで押していかないと完走もおぼつかないといった温室培養の日本人とは大きな違いを見せています。
上に、日本は有力選手抜きのレース、と書きましたが、振り返ってみると、それでは日本の有力選手って?
名前を思いつく選手は佐藤敦之にしてももう世界では戦えないでしょう。
竹澤・佐藤(悠基)・上野裕一郎あたりに大化けしてもらわないと日本マラソン界はずっと深く静かに潜行することになってしまいます。





2010年02月07日
以前ならウッズに喩えられれば喜べたのに

フロアマットに引っかかってアクセルペダルが戻らなくなり、暴走を続けて事故を起こした車のリコールに端を発し、次々と類似の不具合発覚でトヨタの屋台骨が揺らいでいます。
とくに、お家元が荒らされ、シェアを食いつぶされ続けているアメリカでは、ここぞとばかり攻撃を仕掛けてきつつあるようです。
西日本新聞2010.2.6夕
ここでは、同じように大衆の信頼を裏切り、またかとばかりに不具合が表に出るさまをタイガー・ウッズに比喩して書かれていますが、彼の場合本職はゴルフであり、本来は女性関係は二の次のことなのにそれで騒がれて気の毒、という部分もあるわけです。
朝青龍にしても、相撲が本職、プライベートにまで口出しするな、ということもないことはないんです。
ところがトヨタの場合は、本職部分の躓きですから言い逃れできないところが、比喩されているタイガーとは大きな違いがあり比べものにならないほどことは重大です。
同様トラブルで自主修理のフォード・モータースの発表、「ブレーキが利いていないと・・・(略)・・・心配ない」の言葉は、日本語に訳してもこのとおり、安心して納得できる表現です。
この訳者が優れているだけかもしれませんが、トヨタ上層部・広報にも見習っていただきたいフレーズです。
トヨタは昨年、1995年以来久し振りの創業家社長に変わったばかり、F1撤退の決断などで、ハイブリッドの時流・プリウス以下拡大の影から綻びが見え隠れしてきたのは、現社長が“その任にない”のか、はたまた生れた時が“悪いのか”(古い歌)。






2010年02月06日
中洲の、帰りは怖い?

今年の新年当初、博多・中洲周辺での客待ちタクシーによる交通渋滞解消のため、パチンコ店の駐車場活用案が載っていました。
西日本新聞2010.1.4
その、タクシーの待機場所にパチンコ店の駐車場を利用する“社会実験”が2/3から2/23間で行われているそうです。
西日本新聞2010.2.5
酔客帰宅時の中洲は、昼食時の食堂と同じように、一時に客の需要が増えるわけで評判店に並ぶ人の列よろしく道路に並んでいたタクシーにも、いくらかの効果は見られているようです。
ただ、待機場所利用は22時からと書いてありますが、パチンコ店ってもう閉まるか客が少なくなるかするんでしょうか?
それともそのパチンコ店の駐車場はそれほど駐車台数に余裕があるんでしょうか、都心というのに。






2010年02月05日
引退・朝青龍

大相撲界は、理事選の番狂わせに続き、大方には「またまた大甘の処分か、下手するとうやむやに終ってしまう」のじゃないかと予想されていた朝青龍問題は、それ以前に突然終焉が来てしまいました。
チラ見したTVによりますと、引退勧告書を突きつけられ、個人マネジャーが報道陣に被害者の朝青龍延命嘆願書を披露するなど、最後のあがきもしていたようです。
しかしながら朝青龍本人がことの重要さを再認識して(モンゴルでサッカーをやったときもこの文言が飛び交いました)、ついに観念、自ら引退届を提出したのが事実だろうと思います。
引退勧告を突きつけられる前に自ら、「こんな相撲界、辞めてやらぁ」と三行半を突きつけたのなら、二進も三進も行かなくなってやむを得ず、「引退」を口に出した現実より“ヒール”ぶりもカッコついたんでしょうが、これじゃ辞めさせられたのとかわりません。
※一部WEB報道には、引退勧告のほうが後のように書かれていますが、それでは個人マネジャーの行動の意味がなく、横審・協会側の朝青龍に対するせめてもの“武士の情け”ででもある気がします。
それにつけても、識者が必ず言う「高砂親方はもちょっとちゃんと教育できなかったのか」はどうでしょう。
報道の端々に登場する高砂親方の応対などは、まさに小学生にも劣るありさまですし、自ら範を垂れるなどとても望めそうにないことが分かります。
そのような親方ですから、朝青龍もすっかりなめているのが皆の目からも明らかでした。
ただ、これで相撲人気もさらに下がることは間違いないでしょう。
Yahoo かなにかのアンケートで、朝青龍の引退賛成:反対が7:3程度でしたが、続けてほしいという票の中には、彼のまけるのを期待して見続けたいという人がいることもまた確実でしょうが。





2010年02月04日
歩き煙草は禁じるべきか、について

人種が変われば考え方も違ってくるというのは当然のことでしょうが、まだ台湾では本気で歩行中の喫煙を禁止できないと思っているようです。
西日本新聞2010.2.1
そして、梁玉芳記者とやらが個人的考え方として、「歩きながらの飲食(喫煙も飲食の一種だというのでしょう)」を法律で禁じるのはより多くの人の自由を侵害することになる、というのです。
人権の専門家の言として、「発生しそうな」行為ではなく「すでに発生した」不当行為を処罰することが、法律の基本的概念だとも書かれています。
歩行喫煙は、幼児を主とする火傷等、ポイ捨て等の被害防止のために歩行中の喫煙を禁じようとするものですが、「発生しそうな行為」を禁ずるといえば、飲酒運転の禁止だって、「発生しそうな」行為を禁じているわけで、これも人の自由を侵害することになるというんでしょうか。
日本でも世田谷区で歩行禁煙が実施された際、筒井康隆が、噂の真相2002年12月号“狂犬樓の逆襲”で批判を述べていましたが、時代に逆行するこのての論評は、筒井康隆であればこそ一目置かれるだけのものだと思います。
それも、その日から7年も経った今となっては、まさに“狂犬さ”ももはや相手にされないところまで来ているんじゃないでしょうか。






2010年02月03日
新幹線安全神話

1/29日に起きた停電による新幹線不通事故は、保守作業でパンタグラフ部品のボルトを締め忘れ、それが架線を引きちぎったことによる停電であったことが発表されました。
西日本新聞2010.2.2
事故直後、1/31 に、新幹線の安全性を書き並べていましたが、今回の事故はシステム上の問題ではないとはいえ、安全神話を覆す事故に繋がりかねない危うさを含んでいたみたいです。
ところで、パンタグラフの架線と接する部分はここにも書いてあるとおり、「すり板」ですが、架線と接触しながら走行するわけですから、雨垂れが石をうがつように一箇所が常に摺れ続けるとくぼみは深くなり、早晩真っ二つになってしまうと思われませんか?
もちろんそれを防ぐために定期的に「すり板」は交換されていますが、架線を一箇所だけで摺り続けない工夫がなされているということを聞きました。
それは、架線が支柱から支柱へ張り渡される際に、空中から見ると(地上から上を見ても同じですが)「く」の字を描くように張られているというんです。
そうすれば「すり板」の側からいうと、電車の走行につれて架線が「すり板」の上を右から左、左から右と、決して常に一箇所を摺ることがないように配慮されているというわけです。
機械で巻かれたミシンの糸が送られる際に糸巻きに直角に見ると、糸は左右に平行移動しているように見えるのと同じ理屈です。






2010年02月02日
協会理事、貴乃花親方が当選

各一門の厳しい締め付けの中、固定票7票の貴乃花が加えて3の浮動票を集めることは厳しいという見方が大勢を占めていた大相撲・理事選でふたを開けてみると10票獲得し、当選してしまいました。
西日本新聞2010.2.1
締め切り間際で稿の変更も間に合わなかったようで、落選を予想する記事に当選の事実を唐突に追加したあわただしい記事立てです。
立候補者それぞれの得票数は下のとおり。
当 11 放駒 (二所ノ関)
当 11 二所ノ関 (同上)
当 11 武蔵川 (出羽海)
当 10 北の湖 (出羽海)
当 10 陸奧 (時津風)
当 10 鏡山 (同上)
当 10 九重 (高砂)
当 10 友綱 (立浪)
当 10 出羽海 (出羽海)
当 10 貴乃花 (--)
8 大島 (立浪)
それにしても立浪一門は、評議員(投票者)109名と書いた1/9の記事でも候補2名に対して19票保有しているとありますから、上の得票数から見て、少なくとも1名は裏切って(表現はえげつないですが)いることになります。
とすると貴乃花に投票した、あと2名の裏切り者(はたまた良識派)はどこから出たのでしょう。






2010年02月01日
芝居小屋・八千代座



熊本県山鹿市の芝居小屋・八千代座が誕生100周年を記念して、欧州公演を計画しているそうです。
西日本新聞2010.1.29
私は一度だけ、芝居の掛かってない日に小屋を見学したことがありますが、とても興味深いものがいっぱいでした。
この八千代座は、国指定重要文化財となっています。
重要文化財の指定を受けることは、形態を自由に変えることができないという制約を併せ持つことでもあります。
指定を受けていない、同じ九州の芝居小屋・嘉穂劇場とはまた違った維持管理の難しさもあるようです。
舞台裏の見えない部分には、柱なしの木造大空間を支えるため、補強の鉄骨架構が組まれていました。
「奈落へ落ちる」といいますが、「回り舞台」「せり」などの床下のそこは華やかな表舞台に対比してまさに天と地の違いがありました。






2010年01月31日
新幹線停電で立ち往生

1/29日午後、自然災害以外での新幹線事故が発生し、利用客には相当の影響が出たようでした。
西日本新聞2010.1.30
新横浜-小田原間の下り架線が切れ、停電したのが原因らしいですが、復旧までに3時間半とは、素人考えでは架線切れなんてある意味想定内の現象で、もっと素早い回復作業がなされないのか不思議な感じがしました。
混乱狙いだけの愉快犯なら、簡単にそうとう規模の機能マヒを起こせそうで心配にもなります。
そういえば、戦時中、蒸気機関車頼りだった鉄道を電化しなかったのは、「発電所が爆撃でやられれば、イッパツで動脈を断たれることになるから」という話を聞いた憶えもあります。
ともあれ脱線等の事故でなく、「車内乗客の死亡事故皆無」の新幹線記録の継続にストップがかからなくて良かったですね。
「車内乗客の・・・」とことわるのには訳があって、保線員巻き込まれ事故、飛込み自殺のほかにも事故としては、
1995年三島駅で、ひかり追い越し退避停車中のこだまから下車、公衆電話中の高校生が駆け込み乗車に間に合わず、指を挟まれたまま引き摺られホーム端から線路に転落、頭を轢断され死亡するという事故、
2007年、2008年に1件ずつ、旅客が非常用ドアコックを操作して飛び降りたとみられる事故があるそうですが、これらをカウントしていないための付帯条件となっています。






2010年01月30日
新博多駅前広場

新博多駅ビル完成後の博多口イメージはこのようになるらしいですね。
西日本新聞2010.1.28
南側から屋根つき広場、樹木緑陰広場に続いて北側(交通センターより)がタクシーなどの交通広場となるようですが、現状でさえ混雑している車の流れがこの程度のエリアで納まるんでしょうか。
ただ、タクシーと交通センター発着のバスとが隣接し、計画上は類似用途がまとまったことはなかなか良かったんじゃないでしょうか。






2010年01月29日
役員しないなら金をくれ

不在所有者が増えてくると実際にそのマンションで生活している人々にとって目に見えない不平・不満がつのることでしょう。
私はマンション住まいの経験が全くないので身につまされる共感はわきませんが、一戸建てが集まっている町内でも、居住者が高年齢化するなどして、宅地開発当時は若くはつらつとしていた地域が建物の疲弊とともに、どんよりと沈滞してくる様子は良く見かけます。
ここでは、マンションの不在所有者が管理組合役員の業務に携わることがないので、その業務不負担の代価を支払うのは必要性・合理性がある、との判断を裁判所が示した記事です。
西日本新聞2010.1.27
それにしても、見出し部分「分譲マンション組合役員免除・不在者に課金 適法」を見て、前半部分がすぐ内容と繋がりますか?
「・・・役員免除(されているから・するかわりに)」と言いたいのでしょうが、通常この書き方では真意は伝わらず、「不在者に課金 適法」との組み合わせに疑問を感じます。






2010年01月28日
貴乃花の理事当選は難しい?

文中、「候補者11人(の場合)」という語句も入っていますが、この際候補者数は数学的には意味を持ちません。
理事選についてはWEBなどの解説中、投票者数・候補者数が変動・不確定だったこともあり、当選ラインについては様々な数字が並んでいました。
むかし学校で習った“十分条件”“必要条件”“必要十分条件”というのを思い出しました。
上のように「○票取れば必ず当選」というとき、○票獲得することは当選のための十分条件です。
「△票なければ、落選する」というとき、△票獲得することは必要条件です。
「□票あれば当選し、なければ落選する」というとき、□票獲得は必要十分条件です。
ところがこの理事選では、十分条件は出せても、必要条件・必要十分条件は出せません。
10票取れば他の候補者の票がどのように出ようとも当選します、だから10票が十分条件です。
つまり、貴乃花が109票のうち10票とってしまえば残りは99票、例えばあとの9人が10票ずつ取るとさらに残りは9票、つまりこれ以後の候補者は貴乃花の票を上回れないからです
数学的な話に限れば、貴乃花が7票しか取れなかった場合でも、仮に2人が24票ずつ取ってしまえば残りは54票、これを他の8人すべてが7票以上で分け合うことはできないので、7票の貴乃花も当選ということになります。
貴乃花がもっと少ない票であっても、他の候補者の票が上の例よりさらにバラつけば当選する可能性もあるため“必要条件”“必要十分条件”は出せません。
“必要十分条件”が出せない上にこの理事選、各候補者は派閥により擁立され、最低でも9.5票程度の固定票を持っています。
そのため、上の例のような票の偏りはなく、9票以下での当選の可能性は低いと見られているのでしょう、WEB上では十分条件の得票数さえ明確な数字で示しているところはありません。
そういう意味からすると、西日本新聞が最も数学的には明確だったといえます(1/14には、記事について別のイチャモンも付けていますが)。
またここにきて、投票者数が111名と報道されていますので、このときの“十分条件”は、11票ということになりますが。






2010年01月27日
土用はまだ遠いぞ、うなぎ

我々が食べているうなぎはほとんど養殖ものと思いますが、完全養殖というものはいないんですね。
人工孵化させたうなぎを親として二代目を育てる「完全養殖」計画が進められているそうです。
西日本新聞2010.1.26
記事によりますと、人工孵化した場合、雌がなかなか発生しないそうで簡単ではないらしい様子で、とても今年の土用には間に合わない話でした。
うなぎというと、
うなぎを食しながら客が、「このうなぎは養殖だね」と言うのに、店主が、「いいえ、これは和食です」という小咄がありますが。






2010年01月26日
新しい漫才?
M-1グランプリ常連・“笑い飯”の評価が上がっているようです。
西日本新聞2010.1.25夕
笑い飯が紳助から満点を得たという昨年のM-1の漫才は、録画して保存してはいるものの、まだ実際には見ていない私は、それがどんなものなのか分かりませんので、上の論については個人的になんとも言えません。
ただ、オーネット・コールマンの「フリージャズ」により巻き起こった“ジャズという音楽の定義についての果てしない論争”を思い浮かべました。
このジャズにおける“新しいもの”については、賛否が下の2論で分かります。
アルバート・マリー(作家)
「フリージャズといってもジャズよりフリーなものとは一体なんでしょう。
ジャズを語ることは即興演奏の自由を語ること、アメリカの自由を語ることです。
それをさらに自由にすることにどんな意味があるんでしょう。
全ての芸術は必ず一定の形式をそなえるもので、それがなくなればただの混乱と無秩序におちいります。
ジャズもそうです。
ジャズの自由とは形式がないということではありません。
ただ好き勝手にやればいいというものでもありません。
それではまるで海の中に入って全ての波をかかえ込むようなものです。
無秩序をかかえ込むこと、混乱をかかえ込むことなど誰にもできません。
チャーリー・ヘイデン(オーネット・コールマンのベーシスト)
本当にすぐれたミュージシャンとは枠にとらわれないミュージシャンのことだと信じています。
例えば、コールマン・ホーキンスやセロニア・スモンクやバド・パウエルの即興演奏を聴くと、彼らはある一線を越えたところにたっていたのがわかります。
とても自由に、とても深く、そして自分の命をかけたレベルで演奏していたんです。
私たちもそれをやりました。戦いの最前線にいるのと同じです。
大切なのは危険を恐れないこと、自分がやっていることのために命をささげられること、喜んで命をささげたいと思うことです。
ジャズにおいては、改革中には神のように崇められたコルトレーンやマイルスが、現在に至って聴き直す盤といえば、ハードバップ、精々モード期のものばかりという推移を見ますと、前者の論をとらざるを得ません。






2010年01月25日
都道府県対抗駅伝・男子

昨日は先週の女子に続き、都道府県対抗駅伝・男子が行われ、兵庫が僅差で福島を破り勝利しました。
今大会、解説の宗(茂)・ゲストの高岡予想による優勝候補は、長野・兵庫・埼玉・広島、対抗に福島という図式でした。
3連覇を狙った長野は、高校生にアクシデントでメンバー変更を余儀なくされたのが不安材料でした。
その危惧が現実のものとなり、4・5区の高校生が精彩を欠き、アンカー・エース佐藤悠基をもってしても挽回不可能な差を生みました。
トップとは2分ちょうど、優勝した兵庫とは1分19秒差の15位でタスキを受けた佐藤ですが、上位が並みのランナーならともかく、兵庫は竹澤、さらにその1秒前に福島・佐藤敦之という屈指のスピードランナー2人を逆転するのは土台無理な話でした。
最終区に渡った段階のタイム差では、勝利は駅伝では絶対的な強さを発揮する佐藤敦之・福島のものと思いましたがこの日の佐藤の走りはやや物足りなく、ラストスパートで竹澤・兵庫に軍配が上がりました。
中継点、1秒差で後ろにつくことができた、スプリント力に勝る竹澤健介・兵庫を途中振り切ることができなかったのが敗因といえましょう。
九州勢は大分が7位に入った他は入賞できませんでしたが、福岡の中学生は2区・区間賞、6区・3位と立派な成績を上げています。






2010年01月24日
パリでメイドインジャパン弁当箱

パリにある日本製コミック専門書店に置かれる、日本製弁当箱コーナーが大人気だそうです。
西日本新聞2010.1.23
弁当箱の印象といえば、日の丸弁当の梅干で腐食、穴の空いたアルミ製の弁当箱、といいますと、歳が知れてしまいますが、子供・勤め人のいなくなった現在の我が家には無縁のものとなっています。
この記事にありますような弁当箱が日本でも人気中なのかどうか全く知りませんが、ジュエリーよろしくショーケースから取り出されている様子を想像しますと、根っからアニメ嫌いな私もジャパンとしての面目躍如さが頼もしく痛快にさえ思えてしまうのは、昨今の日本の低迷が頭にあるからかもしれません。






2010年01月23日
地下鉄七隈線延伸

西日本新聞2010.1.23
交通局としては、対費用効果が従前の3案に対して優位であるという検討結果により、キャナルシティ経由のいわゆる“新ルート”を「優先して実施すべき案」として提示しています。
空港線・西新駅が最寄であり、キャナルシティも贔屓にしておらず、当面七隈線には恩恵を感じていない私個人としては、実はあまり興味のないところではありますが。
それでも、昔の市電・城南線に近い博多駅ルート案も懐かしく興味のある路線だなという気持ちもあります。
記事中、見出し3段抜き部分に「新ルートでは現状に比べ、博多駅までの所要時間が14分短縮する」とあり、本文中には「新ルートの空港線乗換えで福岡空港まで9分(短縮する)」とあります。
これを文字通り解釈しますと、博多駅の乗換えで5分を計上しているということでしょうか。
博多駅今回の改築工事、もちろん地下鉄七隈線の乗り入れ対策など何もなされていないんでしょうね。






2010年01月22日
ほたるの長屋

熊本・平山温泉の「ほたるの長屋」という温泉宿が、週刊新潮2010.1.14 に紹介されていました。
上の写真のように、離れ“羅しゅう”の露天風呂にはテーブルまで設えてあって、お湯に浸かったまま読書をしたりお茶を入れたりと、のんびり贅沢ができそうです。
お湯も温泉愛好家の女性オーナーが惚れ込んだはずのアルカリ性硫黄単純泉で、美肌効果に期待が持てそう、ぜひ一度行ってみたくなりました。
ゆったりお湯に浸かって、私なら・・・、テーブルの上は日本酒の徳利・お猪口、時々浸かっているお湯で湯煎した“人肌”燗を楽しむ贅沢を・・・、想像しています。






2010年01月21日
喪中欠礼

「あけましておめでとうございます。昨年二月、母が亡くなりましたが、それにもめげず、本年も明るく頑張りますので、よろしくお願いします」
お年玉付きの、そんなハガキがきたら、もらったほうも明るくなり、やる気がでてくるだろう。
これは、週刊新潮連載“あとの祭り”中の渡辺淳一の一文です。(2009年12月10日号)
喪中・服喪に関して渡辺淳一特異の持論で、服喪しているとはとても思えない相手からもらう“喪中欠礼”ハガキの違和感を述べたものです。
弔事の後、一緒に飲食をともにした際にも、服喪中、と思われる気配は全くなかったのに、暮れが近付いた途端、「喪中につき、年末年始のご挨拶を、ご遠慮申し上げます」といってくる不自然さに疑問を感ずるというわけです。
内容については、本当に言われてみればそうだな、と思うことばかりです。
でも、
喪中欠礼の代わりに冒頭のような文面の年賀状を出す勇気はさすがにありません?





