2010年01月15日
昨日に続きまた悩ましい記事

詩作などには全く疎い私は“金子みすゞ”についてはほとんど知りません。
でも、博多座オリジナルで「金子みすゞ物語」が上演されたり、JR山陰線に観光列車「みすゞ号」が登場したりで、名前だけはすっかりお馴染みになっています。
その“みすゞ”のモザイクアートが完成し、ギネスから世界最大の認定を受けたそうです。
西日本新聞2010.1.9
ここで、この世界一の金子みすゞと、これまで最大だった作品とを比較して記事が書かれているのですが、これまた昨日のもやもやを引きずるかの書き方なんです。
記事には「これまでのもの」に対し「みすゞ」は、使用したピース写真で約7千枚、面積で約500平方メートル上回った、とあります。
「みすゞ」が12万枚使ったと書かれていますから「これまでのもの」が約11万3千枚だと分かり、これは1.06倍にしか過ぎませんから、使用写真枚数ではそんなに差がないことが分かります。
次に面積ですが、約500平方メートル上回った、と書かれても、その差はピンときません。
前段にある「縦31.78メートル、42.82メートル」を計算してみましょう。
これは約1,361平方メートルですから、これから500を引いた861平方メートルが「これまでのもの」の大きさということになります。
「みすゞ」は「これまでのもの」の約1.6倍の大きさだということです。
使った写真の数でいうと1.1倍にもすぎない「みすゞ」が、面積では1.5倍以上もの大きさだということが計算してみないとわからないということです。
「みすゞ」の大体の面積も書いておいてくれれば、このあたりの比較が頭の中でスムーズにやれるのですが。
ところで、モザイク画は斜めから見ていますからよく分かりませんが、肖像画

に似ていますかね?





