2008年02月13日
鞴(ふいご)とFUEGO

私の小学生時代(終戦直後)、小学唱歌に 村の鍛冶屋 というのがありました。 今はもうなくなっているんでしょうか。
歌詞に「・・・鞴(ふいご)の風さえ・・・」とあります。
鞴を索くと、
ふいご 【鞴/吹子】
〔「ふきがわ(吹革)」から転じた「ふいごう」の転〕金属の精錬・加工に用いる火をおこすための送風器。
獣皮を縫い合わせた革袋などに始まり、次第に改良された。
気密性の箱の中のピストンを往復させて風を送り出すもの、風琴に似た構造をもつものなどがある。
足で踏む大型のものは踏鞴(たたら)と呼ばれる。ふき。ふきがわ。
とありました。
(ここの“たたら”と、“たたらを踏む”との関係にまた興味がいきますが、これは置いといて)
先のドナルド・バードの「FUEGO」については、LPジャケットの解説に、
“fuego(フュエゴ)”とは、スペイン語で炎のことを意味する、とあります。
鍛冶屋などが使っていた、火に風を送り込む装置を、スペイン語のフュエゴからとって、鞴という字を当てたんでしょうか。
妙なことに引っ掛かってしまい今日はジャズは聴かずじまいでした。
Posted by 微笑みの貴公子 at 09:04│Comments(0)
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