2008年10月05日
東京JAZZ2008

だけどまあ、今のジャズって本当にスイングしなくなりましたね。
飛ぶ鳥落とす勢いの上原ひろみにしても、イマジネーション・インプロビゼーションの素晴らしさは(未熟な私にも)僅かにはわかりますが、“スイング”となると、ハードバップからは異質だった、マッコイ・タイナーのほうがまだスイングしています。
It Don't Mean A Thing (スイングしなけりゃ意味ない)と言っていたデューク・エリントンもこれほどまでにスイングしない曲がジャズとして演奏されるとは思いもよらなかったことでしょう。
それにしても日野皓正のホッペの膨らみはさらに進化したように見えました。
ディージー・ガレスピーは膨らませすぎで明らかに頬にタルミが見えましたが、今のところ大丈夫そうな日野皓正の今後が少々心配です。
代わりに首を膨らませていたマイルスが頬のたるみなく、老いを感じさせなかったのが印象的です。
(何日か前に書いたように、マイルスは私に容貌でではなく音楽の方向で老いを印象づけました)
Posted by 微笑みの貴公子 at 09:30│Comments(0)
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