2007年10月18日
トリック 偽装自殺

例えば華奢な女性が、屈強な男性にこのトリックを仕掛けるため、演出者はさまざまな工夫をすることになります。
はては、鴨居に渡したロープの滑りをよくするため、鴨居の上に氷を置いて女性の非力を補うという演出のTVドラマを見たことがあります。
氷が解けて仕掛けがなくなり、犯人の意図した方向へミスディレクションされかけるが、解氷後の水の発見により、細工が発覚するという定番でもあります。
理科の授業を思い出すまでもなく、どんなに滑りをよくしようと、例えこの女性が類稀な膂力の持ち主であろうと、体重差によって思い男性を持ち上げることはできませんので、このトリックは机上の空論でさえないのです。
近頃推理ドラマを観ることがなくなりましたが、まだこのてのトリックの亜流は流れ続けているのでしょうか。
Posted by 微笑みの貴公子 at 11:44│Comments(0)
│ミステリ