2010年01月06日
箱根駅伝引きずり

昨日書きました箱根駅伝、5区・山登り偏重批判です。
西日本新聞2010.1.5
私も昨日は4・5区距離配分見直し賛成みたいなことを書きましたが、“すぐこれ”はやはり熟慮が足りないと思いはじめました。
昨日のコメント最終部に書いた「柏原の優位性が異常」、つまり数字的にも同じ日本人アスリートが、100:95もの力の差があることそのものが異常でしょう。
他選手のトレーニング法なりに工夫がないとしか言えないんじゃないでしょうか。
同人種のトップアスリート同士が1/20レベルの力の差があるなんてどんな競技にもありません。
ましてや、走るといういわば最も単純な競技においてですから。
それを、早稲田・渡辺、駒大・大八木両監督のコメントは、ハングリーさ、ハートの強さなどのみ。
精神的な強さだけで勝てたのは、古橋・橋爪の時代の話でしょう(もちろん、古橋・橋爪の強さは豊富な練習量の裏付けがあったからでしょうが)。
走法その他の研究は比べものにならないくらい発達している現代、人種差のないもの同士の差を、精神論だけで片付けているようでは日本長距離界のお先は真っ暗です。
まさか沢木も同じことを言うんじゃないでしょうね。
ここで単純にコース変更をするのは、過去、以下の例がよく似たものです。
コンビバレーで日本が優位に立つと、身体性優位でブロック・大砲の威力増大のため、ブロックのワンタッチをレシーブ数にカウントしないルール改正。
スキーノルディック複合で日本が得意なジャンプで点を稼ぎ、勝ち始めるとジャンプ・ランの得点配分をラン寄りに改める。
5区に力の拮抗した選手の出てくるのを待つのが先決ではないのかと思います。
“カモちゃん”とやら、これでもスポーツの専門家なんですかね。






Posted by 微笑みの貴公子 at 09:02│Comments(0)
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