黒澤明記念館

微笑みの貴公子

2010年02月20日 10:58

黒澤明記念館建設を計画する「黒澤明文化振興財団」が記者会見し、今年1月佐賀県へ提出した疑惑の決算報告書につき伊万里市に謝罪したそうです。


今までに集めた寄付金3.88億円の大半を、仮施設・サテライトスタジオの維持管理、記念館建設のための事業費等に消費し、流動資産としては約140万円を残すのみ、という上の決算報告書内容の確認と、それ以前に説明してきた「寄付金は凍結・保管している」という虚偽発言を、「本当のことを言うと、市その他からの支援が打ち切られる」ためとの釈明です。


西日本新聞2010.2.20


記念館として、伊万里の必然性について今まで私は知らずにいましたが、WEB で見てみますと下のようなことが書いてあります。


第27作「乱」のロケで訪れた名護屋城跡で黒澤明本人が、記念館を作るなら都会の雑踏の中ではなく、豊かな自然の中がいいと言ったことから、伊万里の現在地に企画された。


※WEBには、記念館仮施設・サテライトスタジオPRのページと、近頃騒がしくなった寄付金流用に関するニュースとが入り混じっています。


よく言えば、故人の遺志を慮り「志は高く」ということでしょうが、実際にやっていることは高利で釣って出資金を集める、よくある詐欺商法となんら変わることがないといわれてもしょうがない酷さです。


新聞記事にもあるとおり、著名人の名前を騙るなど、まさに同じ手口ですね。


財団側は、あくまで記念館建設実現を目指すと言っているようですが、この期におよんで中止を言い出すわけにもいかず、単なる強弁に過ぎないものでしょう。


財団理事長・黒澤久雄もただの、よくある著名人の不肖の息子という位置づけなんでしょうか。





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