ITの原点

微笑みの貴公子

2008年12月11日 09:09

1984年と思われる年のスクラップが出てきました。


これこそ私がそれまでに何度か挑戦を試みながら、中途半端なまま挫折していました“ワープロ”なるものを、曲がりなりにも使えるようになるきっかけとなった講習会のキャッチCMでした。


当時大きなシェアを誇っていた富士通の“オアシス”、現在のPCの価格からすると結構な値段たったと推察されますが、唐津という手軽な近さで白砂青松の海辺でのイベント、簡単な教習の翌朝にはワープロ機を持って帰れるという、メーカー・販売店丸抱えの企みに乗っかって見ようと応募した次第でした。


レクチャーは、時間的にもごく簡単なことに止まり、仮名漢字変換ができ、文書の保存・印刷がこなせるというところくらいまでだったと思いますが、何しろ読み書きだけのワープロのことですからこの程度の講習で、ある程度満足していたと思います。


個室の宿泊といい、屋外バーベキューの夕食といい、30人の募集が10名足らずしか集まらなかったわりには(逆に、少なかったがために?)なかなかのものだった記憶があります。


ワープロの仕事はパソコンのワープロソフトの役目となり、ずっと複雑になった現在のPCを、このようなプロモーションの存在など知る由もない若者が、一般家電となんら変わらない感覚で使い捨てているのが今のIT社会といえますか。



関連記事