2008年02月20日
大岡越前守と八代目三笑亭 可楽
寄席のトリをとった、八代目三笑亭可楽が、大岡越前守が出てくる「三方一両損」を演り終わって、前座が緞帳を下ろそうとすると、一番前にいた客が可楽に何か話しかけています。
可楽は可楽で、しきりに自分の腕時計を見ながら、頭に手をやっています。
前座と並んでみていた無楽が前座に言いました。
「お客様がご馳走したいと言ってるんだ。あの師匠のことだから、楽屋にいる者みんな連れてってくれるだろう」
そのうちに高座の可楽がしきりに手で合図するので、緞帳を下ろして、楽屋に戻ってきた可楽に無楽が尋ねました。
「お客様、なんて言ってたんです」
苦虫を噛み潰したような表情で可楽が言ったそうです。
「大岡越前守が腕時計してちゃいけないとさ」
小朝も、幽霊話を熱演したところ、ある客に「幽霊が汗をかいちゃおかしい」と言われたことがあるそうです。
可楽は可楽で、しきりに自分の腕時計を見ながら、頭に手をやっています。
前座と並んでみていた無楽が前座に言いました。
「お客様がご馳走したいと言ってるんだ。あの師匠のことだから、楽屋にいる者みんな連れてってくれるだろう」
そのうちに高座の可楽がしきりに手で合図するので、緞帳を下ろして、楽屋に戻ってきた可楽に無楽が尋ねました。
「お客様、なんて言ってたんです」
苦虫を噛み潰したような表情で可楽が言ったそうです。
「大岡越前守が腕時計してちゃいけないとさ」
小朝も、幽霊話を熱演したところ、ある客に「幽霊が汗をかいちゃおかしい」と言われたことがあるそうです。
Posted by 微笑みの貴公子 at 09:01│Comments(0)
│お笑い