2009年08月04日

このトリックはどうも

襖、畳の和室皆さんミステリはお好きですか。


TVでも昼下がり、夜のゴールデンタイムとミステリ“もどき”の花盛りです。


よくもまあ次々にトリックを思いつくものだと感心させられますが、こんなのはいかがでしょう。


明石の別荘・和室で発見された刺殺死体。


襖・畳には飛び散った被害者の血痕、もちろん血液型その他も確認済みです。


犯人は犯行時刻東京にいたアリバイが確認されており、不可能な犯行に思えます。


実はこれ、東京の自宅で殺害し、死体とともに殺害現場の襖・畳を別荘へ運び、そこの襖・畳と取り替えて殺害現場と偽装した、というものでした。


犯行時刻に東京にいたことに違いはありませんし、殺害現場が時間的に移動不可能な明石に偽装されていますから、アリバイ成立というわけです。


日本の家屋は、建具・畳等が規格品のためこのような取替えが効く(関東間・関西間・京間などの違いはあるが)という注釈がなされています。


でもこれって、表具屋さんに聞いてみますと、


例えば6帖間の6枚の畳、同じ寸法のようでいて決して同じではなく、縦・横それぞれの寸法はかりに同じでも、微妙に直角が出ていなかったりで、畳の位置を変えるとうまく嵌らなかったり、隙間ができるなど元と同じ状態には戻らない。


更に襖・障子については、別のものを嵌めようとしても先ずうまく建て付けられることはない。


ということのようです。


そういえば、今はもうあまり見たことがない“天日干し”などでは、一旦外した畳をどの位置に戻すかが分かるように“印”を付けてから外したものでした。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 09:15│Comments(0)ミステリ
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