2009年01月29日

楽屋話

新宿末廣亭昨日、高座の噺家は当日の客席を見てマクラやお題を考えると書きましたが、もちろんこれは寄席でのお話で、ホール落語となるとそうはいきません。


設定された時間等により、マクラも演目も、演出パターンも決めているでしょうし、その流れで稽古もこなしていることでしょう。


一方寄席というものは、一応出演者が決まり、プログラムにも印刷されているわけですが、休演・代演は日常茶飯事、お題も決まってはおらず、したがってプログラムに演目が書かれることもありません。


なぜなら決められないんです。


トップバッターはいざ知らず、以降の出番の噺家は(自分の出番15~30分のために)開演からずっと待っているわけじゃなく(楽屋も演者全員はとても入れる広さはありません)、途中で楽屋に入りますから、今日それまでに出たお題については知りません。


そのため、それまでに出たお題を記したネタ帳が楽屋にあって、ダブらないように自分の演目をその場で決めなければなりません。


ネタ帳とともに、客席の様子を見た前座が、障害のあるような人を見つけた場合には、「今日は足の悪い人が来ています」などと出番前の噺家に注意するといいます。


頭に怪我をした人がいたので「頭の悪い人が来ています」と言った前座がいた、それが今の談志だった、というマクラもよく使われます。


談志といえば、司会をしていた「笑点」の収録で大阪に行った際、道頓堀で暴漢に刃物で頭を切られた談志を見た毒蝮三太夫が「おい、貯金箱だな」と言って頭の傷口に硬貨を入れようとし一緒にいた笑点メンバーたちは大ウケしたという話もあるようで、独裁者は時にひどいしっぺ返しをされるものです。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 14:35│Comments(0)お笑い
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