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2009年12月06日

「幻の女」はいかが?

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ミステリ好きのあなた、ウイリアム・アイリッシュの「幻の女」お読みになりましたか。


ネタばらしになるのでストーリーは書きませんが、この作品の冒頭の一節はミステリ史上最も有名で、稲葉明雄訳によりますと、


「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」


原文は、


The night was young , and so was he. But the night was sweet,and he was sour.


だそうです。


夜の「young」も文字通り若いと訳されていますが、「未熟」「(時間の)まだ早い」などの「young」には、日本語の文体・リズムを崩さないための、夜も「若い」が最適な訳語だったのかもしれません。


よく知られた書き出しといえば川端康成の「雪国」、


「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」がすぐに思い浮かびます。


冒頭の「国境」は「こっきょう」と読んでる人が大半と思いますが、この「国境」とは、かつての令制国である上野国(群馬県)と越後国(新潟県)の境という意味なので「くにざかい」とよむのが正しいというように聞いた覚えがあります。


ミステリには他にもいろいろ名文句がありますが、


ハードボイルドではレイモンド・チャンドラーの「プレイバック」のなかの台詞、「男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない」が

日本映画「野生の証明」の宣伝文句ですっかり有名になりましたね。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 10:00Comments(0)ミステリ