2009年01月02日
贅六・放送禁止用語
タイトルのとおり、放送禁止用語らしいのですが、“贅六”という言葉をご存知でしょうか。
贅沢を六つ知っているという欲張りのことで、江戸っ子が上方人を蔑んで呼ぶ際に使う場合が多いそうです。
(式亭三馬「浮世風呂」にその“くだり”があるらしいんですが)
贅沢のうち三つ、つまり、「飲む」「打つ」「買う」までは江戸っ子も許せる。
あとの三つは江戸っ子の「三無い」といって、「持たない」「出世しない」「悩まない」。
上方は、「持つ、出世する、悩む」(良い家財道具こしらえて、良い食器使って、出世して、悩む)。
最後の「悩む」については、失敗は成功の母、転んでもただ起きないで、悩む。
江戸は「失敗は失敗だ」で終わってしまうんだそうです。
昨年後半、一気に下落した日本経済、今年はすべて苦労・我慢の生活を強いられます。
これは、贅六とは正反対の生活なんですが、最後の「悩む」だけは江戸の諦めじゃなく、上方の「悩む→工夫」に転じて乗越える必要がありそうで、“贅六”も本来の意は違いますが、重宝な例えかと思っているところです。
※上方では、商人に無用の贅物六つ(禄、閥、引、学、太刀、身分)=“贅六”ともいわれているそうです。
東西、お互いに手前味噌ってわけです。
贅沢を六つ知っているという欲張りのことで、江戸っ子が上方人を蔑んで呼ぶ際に使う場合が多いそうです。
(式亭三馬「浮世風呂」にその“くだり”があるらしいんですが)
贅沢のうち三つ、つまり、「飲む」「打つ」「買う」までは江戸っ子も許せる。
あとの三つは江戸っ子の「三無い」といって、「持たない」「出世しない」「悩まない」。
上方は、「持つ、出世する、悩む」(良い家財道具こしらえて、良い食器使って、出世して、悩む)。
最後の「悩む」については、失敗は成功の母、転んでもただ起きないで、悩む。
江戸は「失敗は失敗だ」で終わってしまうんだそうです。
昨年後半、一気に下落した日本経済、今年はすべて苦労・我慢の生活を強いられます。
これは、贅六とは正反対の生活なんですが、最後の「悩む」だけは江戸の諦めじゃなく、上方の「悩む→工夫」に転じて乗越える必要がありそうで、“贅六”も本来の意は違いますが、重宝な例えかと思っているところです。
※上方では、商人に無用の贅物六つ(禄、閥、引、学、太刀、身分)=“贅六”ともいわれているそうです。
東西、お互いに手前味噌ってわけです。