2008年10月21日
落語のブック
DVDと読本と組み合わせた、落語ブックの発売です。
今もって一番良く売れているという志ん生中心のものではなく、それかといって収録口演が多い円生・枝雀などの人気ライブラリーでもなく、鯉昇・さん喬などに代表される云わば現代実力者を集めたといった体です。
ここに写真の載ってる噺家の中で、過って聴きたいと思っていたのは、さん喬・喬太郎の師弟コンビでしたが、今は断然(一人、写真が2枚載っている)菊之丞です。
真打になる年は、二つ目でありながら中堅を含めてもそこそこの真打よりはるかに上手い人でした。
とくに「棒鱈」などをやらせると、落語特有の田舎言葉、粋を示す江戸っ子の音曲、歌舞伎役者然とした顔立ちとともに人気も出そうです。
(面白い顔というのも確かに噺家の強みとなるところですが、美丈夫の噺家も現代においては、一方の流となるかもしれません)
さて、噺家さんの陰から読取れるかぎりの演目も充実したこのブック、購入したものかどうか迷うところです。
今もって一番良く売れているという志ん生中心のものではなく、それかといって収録口演が多い円生・枝雀などの人気ライブラリーでもなく、鯉昇・さん喬などに代表される云わば現代実力者を集めたといった体です。
ここに写真の載ってる噺家の中で、過って聴きたいと思っていたのは、さん喬・喬太郎の師弟コンビでしたが、今は断然(一人、写真が2枚載っている)菊之丞です。
真打になる年は、二つ目でありながら中堅を含めてもそこそこの真打よりはるかに上手い人でした。
とくに「棒鱈」などをやらせると、落語特有の田舎言葉、粋を示す江戸っ子の音曲、歌舞伎役者然とした顔立ちとともに人気も出そうです。
(面白い顔というのも確かに噺家の強みとなるところですが、美丈夫の噺家も現代においては、一方の流となるかもしれません)
さて、噺家さんの陰から読取れるかぎりの演目も充実したこのブック、購入したものかどうか迷うところです。