微笑みの貴公子・洗顔石鹸

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お好みの美容室ってどんなとこですか？


腕が良くて信頼できるというのは最低条件、雰囲気のよい落着けるショップがいいですね。


えてして、ショップを造るデザイナーさんって壁面一杯広々とした鏡を使いたがるんですよね。


広がりを演出できるエントランスホールなどに始まり、パブリックスペースの洗面室・洗面台の前面に連続した横長の鏡。


ガラスというのは、考えてみると清掃が簡単で、その見返り効果もバツグンな、とても重宝な材料ですから、デザイナーさんたちが率先して使いたがる気持ちもよく判ります。


ここに、“TOTO通信”に載ったある美容室の写真があります。


ここに付けられた、お客さんが個々に対面する鏡は、とくにこの写真で見られるとおりスペースにゆとりがありそうなショップでみた場合、今までの通例に較べるととても小ぶりです。


先に書いたような、洗面台前一面の広い鏡で、少し視線を巡らせば、隣りはおろか左右数人もの決して見たくない表情が映り込むのは、こちらも同じように他人の視線にさらされていることを思うと、決して落着いてもいられません。


このショップの鏡なら、自分だけの空間に落着いて身を任せられ、リラックスして髪を捌いて貰えそうです。


このように、私みたいなお客目線を意識してデザインに心を配った店舗も生まれているんですね。


といって残念ながらここ、地元博多からは遠く離れた埼玉だそうですが。