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2008年09月29日

ゲブラセ(シ)ラシェ

ハイレ・ゲブラセラシェベルリンマラソンの速報では、2.3.59 という世界記録が樹立されたようです。


世界記録の変遷は表のとおりですが、陸上競技専門誌などでいうところの、同一人記録をも含めた「パフォーマンス」という順位で見ても、トップ1・2位の記録がゲブラセラシェのものです。


自己記録からの塗り替え幅も30秒足らずと大幅ですが、2位のテルガトとは1分近く空いていることを考えると、まず桁違いの強さと評せるものでしょう。


ただ、これを女子において見ますと、ラドクリフと2位のヌデレバは3分以上の差があり、しかも1~3位の記録を保持しているわけですから、彼女の強さは最大限に桁外れといえるでしょう。


テルガトの記録を100とした場合、ゲブラセラシェは99.3にあたりますが、ヌデレバを100とした場合、はラドクリフ97.6。


1位と2位とにこのような差のある競技は非常に稀で、ラドクリフの記録の凄さは他を圧倒しています。


ずいぶん昔、非常に長い間世界記録を保持し続けた、クリスチャンセンを思い出さずにはいられない数字です。


※女子マラソンの記録変遷(特に日本人選手)については、こちら


荒っぽく計算すると、100mを走った場合、ラドクリフがゴールした時、ヌデレバはまだ2.4mも後ろであり、ゲブラセラシェがゴールした時、テルガトは70cmしか後ろでないということになります。


ただ、ラドクリフはもう終わった感がありますが、ゲブラセラシェは未だ少々は伸び代(しろ)がある感じです。


昨年の福岡国際では、兵役のため、北京では大気汚染を理由にマラソンを回避したため、ともに優勝したワンジルとの対決が見られなかったのは残念でした。


ワンジルは、ハーフの記録においてはほんの僅かリードしているとはいえ、フルマラソンとなるとやはりまだまだゲブラセラシェの敵ではないのかもしれません。


ただ21と35という年齢の差を考えると、ワンジルがこのまま順調な成長を続けるとすればやがてこの記録を上回ることが出来るのかもしれません。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 16:25Comments(0)スポーツ