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2008年09月28日

まだマイルス礼賛ですか?

キース・ジャレットハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレットを引き合いに出してマイルス・デイヴィス礼賛のコメントが、9/25・西日本新聞夕刊に掲載されていました。


1960年代前半以降、つまり、スイングするピアノ(レッド・ガーランド、ビル・エヴァンス、ウイントン・ケリー)が去って後、さらに晩年のマイルスを未だに評価する人を私は信用しません。


マイルスは、サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム辺りまででしょう。この頃の、頂点に達したスマート、リリシズムもいいのですが、やはり落語と同じように何度も繰り返しの“聴”に耐え続けるベストアルバムは「バグズ・グルーブ」で、しかもその中の同名曲・take 1 でしょう。


ミュージシャンが新しい方向を目指すとき、ともすれば評論家は、たとえ自分が楽しめる音楽でなくとも、その思想についていけていることを示さんが為、無理やり高い評価をし勝ちだという印象を受けます。


いわゆるシーツ・オブ・サウンド以降のコルトレーンもやはり暫くは、新しい奏法の探求者としてスイングをなくした(歌を忘れた)カナリヤであるにも拘らず、評論家と称する人から一様に高い評価を受けました。


でも、死後40年を経た今日、フリー・ジャズに傾倒して以降のコルトレーンは手の平を返したように、見向きもされなくなり、当時のもてはやし方はどうした、と言いたくなります。そのうちマイルスも同じ運命を辿るものと思います。


ここのコメントの主・小栗勘太郎は、音楽“愛好家”とあり、“評論家”とは書かれていませんので、個人的な好嫌の範疇ということで、ムキにならないでおきましょう。


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Posted by 微笑みの貴公子 at 09:30Comments(1)ジャズ