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2007年11月23日

速報・九州実業団駅伝

トヨタ自動車九州第44回九州実業団駅伝は、予想通りトヨタ自動車九州の勝利で幕を閉じました。

ある意味、上位の競り合いを含めて、これほど予想どおりの結果をもたらした駅伝というのも珍しいのではないでしょうか。


1区では、久方ぶり駅伝登場のトヨタ自動車九州・三津谷は、九州一周駅伝(以下 qe )において好調だった安川電機・岡田、三菱重工長崎・阿部に対し、何とか名前で僅差の区間賞を奪うにとどまり、チームとしての思惑とはやや異なるスタートだったのではないでしょうか。


旭化成・大野はやはりまだ不調を引きずったままで、1分26秒差の7位と、チームの低迷を決定付けました。


2区は、どういうわけか qe 不出場のトヨタ・大津を、 qe 好調の安川電機立石が僅差で抑えトップに立ちますが、この区間中間でトヨタに対してゲインしたタイム差をタスキ渡し時には、再び2秒差まで詰められたことが、連覇の躓きの第一歩だったのかもしれません。


3区、これまたどういうわけか(トヨタ・三津谷同様、大阪世界陸上明けの休養?) qe 不出場の九電工・前田が名前どおりの走りで、 qe 区間賞2個のトヨタ・竹内の前に出ます。


4区は、2006年1月15日ハイレ・ゲブレセラシェに58分55秒と更新された自己のハーフマラソン世界記録を、先ず2秒、更に20秒と今年2回更新して、58分33秒の世界記録保持者・トヨタ・ワンジルの独壇場で、後着の31秒差を最初の4kmで完全に取りもどし、残りの8kmは差を広げる一方で、ほぼ勝利を確定付けました。


しかし1~3区までのトヨタは、必ずしもベストの結果とは云い難かったと思いますので、まだ磐石の態勢とは思えませんでした(危惧のとおり、5・6区では九電工・安川電機に差を詰められることになります)。


九電工は、カビルが自己の区間記録に30秒に迫り、ワンジルに対するロスを55秒に押さえる走りをみせたことが、2位獲得の原動力となりました。


対して、キムタイは日本人2人(旭化成・佐藤、西鉄・有隅)にも負けるブレーキで、直接の相手カビルに遅れること約1分半と九州一周駅伝時のキレがなく、トヨタはおろか九電工の後位を決定付ける区間となりました。


また、この区間後半でちょっとした勝負の彩がありました。

ワンジルがカビル、キムタイを引き離しにかかった場面、TV録画画面ワンジルの後ろで、カンカンカンの音と共に筑豊電鉄・岩鼻踏切の閉るのが見えました。


踏切待ち時間は差引かれるのですが、ランナーはリズムを崩されるため、少しの差でワンジルの前に踏切が閉っていたらまた少し違った展開があったかもしれません。


走路上ではまた競り合う形となったカビル・キムタイを引き離すため、ワンジルがさらにスパートしてタイム差を大きくしたかもしれませんし、リズムを崩すことにより、実際のリードが小さくなっていたかもしれません。


5・6区は、 qe において堅実な走りをした、トヨタ、九電工、安川電機各ランナーそれぞれ持ち味を出して推移、踏切待ちロスのハプニングにより図らずも2・3位の九電工・安川電機が併走することとなり、その相乗効果で、一時は15秒差にまでトヨタを追い詰めることになったようです

(15秒差といっても、九電工は57秒止まったことにより、実際には1分12秒先のトヨタの背中は見えず、レースの緊迫感は伝わらず、追う九電工にしてみれば停止でリズムは狂う、追う闘志は殺がれるわでやや気の毒な感もありました)。


最終区はあえて山登りの2区を外してここに配された、「山の神」トヨタ・今井が北九州市街アップダウンを、解説・宗茂に印象付ける、“イーヴンペース”で押し切り、あわせて区間賞を取る“無難”な走りでゴールしました。


旭化成は、小島忠も区間4位と沈み、チーム4位のゴールタイムは3位安川電機に遅れること4分余と、低迷を脱するどころか、ますます深く沈んでしまった感があります。  


Posted by 微笑みの貴公子 at 21:37Comments(1)スポーツ

2007年11月23日

ふたたびの、 駅伝

九州実業団駅伝コース図九州実業団駅伝がスタートしました(9時に“した”はず)。


毎日新聞11/22記事によれば、トヨタ自動車九州は、九州一周駅伝(以下、qe)を回避していた、ワンジル、三津谷、二基のミサイルが出走するようで、「山の神」今井を加えた布陣は相当強力と思われます。


qe の際は、前二者がエントリーされなかったので、故障あるいは不調のためかと思っていましたが、この記事によるとワンジルは12/2福岡国際マラソンに備え、三津谷は大阪世界陸上後の休養ということで、調子そのものに不満がないことを期待します。


今井に関しては、qe 最終日5区で飯塚から登った八木山へ方向を変えて篠栗から登ることになるでしょう。


昨年優勝の安川電機も層が厚く、qe 時の調子を維持していれば、優勝争いに絡み、2位は確実という位置づけでしょう。


とくに、マラソンに備えスタミナ重視の練習をこなしてきたであろうワンジルのミサイルが、バズーカほどの威力になって、安川のキムタイがトマホークに変身した場合、まさかの2連覇もありえましょう。


今年ニューイヤー駅伝で2位となったことが不思議なほど影が薄くなった旭化成は、先の qe でも、調子よかったのは佐藤(区間賞3個)くらいで、記事で今回痛い欠場と書かれている久保田・岩井は qe で区間賞はそれぞれ0・1個でしたから、メンバー落ちするのは当然でしょう。


佐藤を含めてカギになると書かれている、大野(同区間賞0個)、小島忠(同区間賞2個)が、 qe のコメント中で書いた「昔の名前」に相応しい走りをすれば、2位争いに絡めるか、九電工・三菱重工長崎と3位争いをすることになるのでしょうが。


リンクから表示した画像は、右下拡大・縮小をクリックして拡大してご覧ください。
  


Posted by 微笑みの貴公子 at 09:01Comments(0)スポーツ