2007年11月20日
北京五輪への期待
11/18の東京国際女子マラソンでは、アテネ五輪Vの野口みずきが大会新記録で優勝し、北京への切符を事実上手にしました。
今大会の野口は中間点で大幅に遅れていた大会記録を後半(特に大会名物・ゴール前の上り坂)において逆転しての優勝でした。 ラップタイム比較
35KMから約4KMの坂が続く40KMまでのラップは、東京国際最高(唯一16分台)の16分56秒でカバーし、40KMからゴールまでは7分13秒と、2005年ベルリンで日本最高を出した時の7分19秒を上回っていることを見ても、ラストの強さが際立ちます。
アテネに勝るとも劣らない北京の暑さについても、先の五輪で実証済みであり、野口の五輪連覇が期待されるのもうなずけます。
ただ、自己最高タイムだけを比較するとどうしてもラドクリフとの、ある意味絶望的な差を考えずにもいられません。
一方、マラソンは、“早い者”が勝つのではなく、“強い者”が勝つともいわれ、タイム差は他の競技に比して、勝負に対する重要さが薄れることもまた事実です。
ラドクリフも11月4日のニューヨークシティーマラソンで復活Vを果たしました。
しかし、アテネ五輪で露呈した暑さへの不安が払拭されているかどうか、スタミナはともかく桁違いのスピードに関しては、この復活Vのタイムを見た場合、さすがラドクリフもピークを過ぎた感が見られなくもないと思います。
マラソンデヴューが噂されている福士加代子が残る選考レースで予想以上の記録を出し、35~40KMのラップを世界記録時のラドクリフを8秒上回って走ったことのある(2004年大阪国際女子マラソン)坂本直子がよもやの復活走を見せることにも淡い期待をもっているのですが。
今大会の野口は中間点で大幅に遅れていた大会記録を後半(特に大会名物・ゴール前の上り坂)において逆転しての優勝でした。 ラップタイム比較
35KMから約4KMの坂が続く40KMまでのラップは、東京国際最高(唯一16分台)の16分56秒でカバーし、40KMからゴールまでは7分13秒と、2005年ベルリンで日本最高を出した時の7分19秒を上回っていることを見ても、ラストの強さが際立ちます。
アテネに勝るとも劣らない北京の暑さについても、先の五輪で実証済みであり、野口の五輪連覇が期待されるのもうなずけます。
ただ、自己最高タイムだけを比較するとどうしてもラドクリフとの、ある意味絶望的な差を考えずにもいられません。
一方、マラソンは、“早い者”が勝つのではなく、“強い者”が勝つともいわれ、タイム差は他の競技に比して、勝負に対する重要さが薄れることもまた事実です。
ラドクリフも11月4日のニューヨークシティーマラソンで復活Vを果たしました。
しかし、アテネ五輪で露呈した暑さへの不安が払拭されているかどうか、スタミナはともかく桁違いのスピードに関しては、この復活Vのタイムを見た場合、さすがラドクリフもピークを過ぎた感が見られなくもないと思います。
マラソンデヴューが噂されている福士加代子が残る選考レースで予想以上の記録を出し、35~40KMのラップを世界記録時のラドクリフを8秒上回って走ったことのある(2004年大阪国際女子マラソン)坂本直子がよもやの復活走を見せることにも淡い期待をもっているのですが。